家庭訪問

20151024(土曜日:晴れ)

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■ベトナムでの活動も今日で二日目。今朝は何とムン・タイン・バクザンホテルの周りを走りました。5時に起きて、まだ暗い中を玄関からまっすぐに伸びる道路を走り始めたのです。

 真っ暗なので念の為にLEDライトを持って出たのですが、必要ありませんでした。街灯が灯っていたからです。道路を走り始めて驚きました。薄暗がりの中から何十名というベトナム人が、こちらに向かって歩いてくるのです。

 ウォーキングをしているのです。夜明け前のほとんど白黒の世界では、まるで幽霊か亡霊のように見えるのです。

 幸いホテルの周りは幅四車線の広い道路が取り囲んでいますので、車も殆ど走っていない早朝では、道路を独り占めしたかのように悠々と走ることができました。

 5.3 Km ほどを、キロ 6.23 秒で走ることができました。これで、100 Km までの目標には、あと二回分です。

■今日は一日被害者の家庭を訪問しました。昨日午後から三軒を訪問しましたが、今日は強行軍でした。7軒の家を続けざまに回ったのです。バスで私達を運んでくれているのは、チュンさん。食事の時にお話を聞くと、1997年から1999年まで三重県の日本鋼管で働いていたそうです。大きな船を作っていたとのこと。

 お寿司も刺し身も美味しかった、と言っていました。こちらに来てからは、経費削減のために食事は本当に庶民的なお店で、フォーかご飯かという選択でした。ベトナム料理は野菜が豊富で、私などは全く気になることはありません。通訳をしてくれたホンさんによれば、外務省から日本に在住していた時に感じたのは、日本人は野菜を食べる量が少ない、というものだったそうです。

 今日は人民委員会の皆さんや枯葉剤被害者協会の方が選んでくれた 7 軒の家庭訪問をしましたが、本当に様々な背景と現実を抱えていました。

 どの被害者も、それぞれに様々な家庭状況のもとで、負担を抱えて懸命に生活していました。

2015ベトナム支援の旅