水俣病

■20190206(水曜日:雨)

 

s_20190206

サホロスキー場のゴンドラ駅です。標高1,000Mです。

 

■今朝はゆっくりと休みました。昨日走りましたので、今日は最初から休養を取るつもりで目覚まし時計を6時に合わせておきました。一昨日は日中から4月並みの暖かさで夜も暖かく毛布を外して眠らなければならないほどでしたが、さすがに昨夜は毛布を戻しましたけれども、掛け布団は厚めのでは、暑くて眠れず、薄めの方で寝ることができました。今朝は起き出してビニールゴミを所定の位置まで運び、新聞をとって来て朝食を取り始めました。玄関を出るとパラパラと雨が降り始めていました。

 

一月はほとんど雨が降らず、ずっと乾燥した天候が続いていましたが2月に入って雨の降る日が続いています。立春も過ぎ、気持ち的にも、また実際に、日1日と暖かさが募ってくるような気がします。

 

■さて今朝の東京新聞には、歌人で細胞生物学者の永田和宏さんが連載されている「象徴の歌 平成という時代 第52回」が掲載されています。今日の題名は「水俣病患者に思い寄せて」です。

 

慰霊碑の 先に広がる水俣の 海青くして静かなりけり

 

平成25年(2013)10月、天皇皇后両陛下は第33回全国豊かな海づくり大会ご臨席のため、熊本県を訪問されました。その際初めて水俣市を訪れられ、水俣病慰霊の碑への供花に続き、水俣病の患者たちと面会されました。さらに当初お忍びで組まれた、もう一つの面会がありました。お二人だけで、胎児性水俣病患者と会われたのです。母親が妊娠中に、メチル水銀を摂取し、胎児期にその中毒を受けた子供たちです。車椅子で、しかも重度の言語障害がある二人の言葉にじっと耳を傾けられ、励まされたのです。

 

水俣病に代表される公害病。表面上は適正に処理し、すでに解決済みとされる場合が多い。しかし当の患者はその生涯を後遺症に苦しみ続けるのである。そんな終わりの無い苦痛と苦悩に寄り添っていくという両陛下の強い思いを背景に置くとき、冒頭の御製は、また別の読みに私達を誘(いざな)うのではないだろうか。

 

慰霊碑の背後には、青く静かな水俣の海が広がっている。結句「静かなりけり」からは、静かではあっても、すべてを見つめ続けてきた海の気迫のようなものが感じられる。それは海の気迫ではあろうが、また陛下ご自身の覚悟でもあるように感じられるのである。

 

こう、永田和宏さんは結ばれています。

 

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